no.10

Goût individuel 個性

2011.03.31

お教室を始めるようになってすでに15年近くが経ちます。
受講して下さる方々にカルトナージュやフランス額装の〈テクニック〉をお伝えするだけではなく、それをベースに常に各自の〈個性〉を活かした作品づくりを楽しんで頂きたいので、できる限り一緒に考える時間を大切にしています。
作品構想を伺いながら手元の材料を眺めていると、その魅力を最大限に引き出すためのデザインやサイズがいろいろと浮かんできますが、作り方のアドバイスをしながらも最終的な判断は可能な限りご本人に委ねるようにしています。自分で考え決めていく作業は時に辛いものではありますが、必ずや納得のいく仕立てにつながっていくと信じています。

写真は〈Cartonnage Color Collection〉と題したプランタン銀座での展示会用ディスプレー。第2回目のこの時は教室毎にテーマカラーを決めての作品製作でしたが、材料の端切れを使って参加者全員に小さなくるみボタンを手づくりしてもらいました。
同じ色でも一つ一つが違い個性が光っていて、眺めているとお教室での作業風景とともに、お一人お一人の顔が今でも鮮やかに浮かんできます。

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