no.7
Création 創作
2011.03.17
頂き物のお菓子の箱がとっても可愛くて、ずっととってあったりします。中身がなくなっても器としての利用価値は十分あるので、素敵なデザインの空き箱や空き缶の処理にはいつも心を痛めます。
それでは実用的なものに変身させてみるのも手だと、今回、焼き菓子が入っていたラウンド型の紙箱をスタンド式クロックに仕立ててみました。
足の部分は鋸で簡単にカットできる木材を利用し、アクリル絵の具でペイント。ふたの中心に穴を開けて針とムーブメントをセットすれば、実用的な時計に早替りです。
リサイクル品はややもするとすぐ処分されがちですが、土台がしっかりしているものを選び、デザインにちょっとこだわって自分好みの仕立てにすることで、また長く使える一品に成り得ます。
ものづくりにおいては、何が何でも一から手づくりすることが重要なのではなく、いかに愛着を持って大切に使い続けられるものを生み出していくかだと思います。