Column|コラム|La Baguette(アトリエ ラ・バゲット)
広岡ちはるのコラム。
no. 43 |
Meilleurs vœux de bonheur pour 2022 新しい年 |
2022.01.02
コロナ禍でまだまだ心配な状況が続いていますが、昨年は鎌倉教室の節目となる10回目の展示会を開催し、様々な手仕事を通して心地よい達成感を皆で共有することができました。また11年目に入った京都教室も開講日こそ少なかったものの、いつも精力的に作品と向き合う皆さんの姿勢に支えられてきました。
ご受講の皆様、そしていろいろな形でサポートしてくださった方々に心よりお礼申し上げます。
個人的には京都での学びの範囲が少し広がり、徐々に自分がやりたいことの輪郭が見えてきました。昨秋よりスタートした表装は額装と共通する部分も多く、京表具 井上光薫堂 井上利彦先生との貴重なご縁を得て、帰国以来の夢を叶えることができました。毎月通いながら少しずつの歩みとなりますが、奥深い伝統工芸の世界をじっくり学んでいきたいと思います。
表装では作品のことを「本紙」と呼びますが、これを自分で創り出す工程にも心惹かれ、数十年振りに筆を握る時間も楽しみの一つに加わりました。一閑張りと表装。今は和紙を使用する手仕事にときめきが止まりません。
各分野の学びがこれからのものづくりに厚みをプラスしてくれるよう、今年も自分の足で歩き、手で触れ、心の目で感じることを大切にしながら進んでいきたいと思います。
2022年が皆様にとって明るく希望に満ちた年となりますよう、心より祈念しております。
展示会作品〈蝶熨斗〉
L'année dernière,il y a eu beaucoup de nouvelles expériences avec l'art traditionnel japonais à Kyoto. C'est un challenge pour moi , mais c'est très amusant et motivant.
Je vais redoubler d'efforts pour êtrè encore plus créative en 2022.
Je vous présente tous mes meilleurs vœux de bonheur et de santé pour 2022.